前橋温泉の歴史

前橋温泉クア・イ・テルメ 源泉名 「医王薬師の湯」は1996年に掘削によって湧出した、前橋市で初めての天然温泉です。前橋市関根町にあった滝澤整形外科医院院長、滝澤幸男 により掘削されました。整形外科医であった滝澤は、以前より、温泉の体に及ぼす効果を腰痛や膝痛など、痛みのある人のリハビリに使えないかと考えていました。

医院のあった場所が前橋市の区画整理対象になり移転することとなり、移転先に温泉を掘ることを考えます。地質調査などを経て、95年に温泉掘削に着手しました。途中800mほど掘り進んだところで水脈に到達しましたが、温度が25℃以下で、温泉の定義に当てはまりませんでした。(「温泉法」により温泉の定義が定められています。)
さらに掘り進めて、1500mの深さで現在の湯脈に到達しました。湧出量が多く、自噴でもかなりの量が出ていましたが、温泉を汲み上げる量が法律で定められているため、汲み上げポンプを設置して湯量を調節しています。